2019.02.26 FX

NY時間にはFRB総裁が議会証言

日の東京市場のドル円は、堅調維持もレンジ取引は変わらないか。昨日は東京時間、すでにトランプ米大統領は中国に対する追加関税引き上げを延期と発言し、中国株式市場の大幅の上昇という材料も出ていた。
しかしながら、このような分かりやすい材料(市場関係者では美味しい材料と呼ぶ)が目の前にあったにもかかわらず、ドル円も、中国市場に敏感に反応する豪ドル円も反応が鈍く、欧米市場までは狭いレンジでの取引に終始した。
本日もNY市場でドル円が上伸したことを受け、ドル円は堅調地合いを維持する可能性は高いが、大きく上昇するのは難しいだろう。
また、東京市場以降に注目度が高いイベントが相次ぐことで、東京市場では恒例となる「NY時間にあれこれがあるため動けない」という相場になりそうだ。
その注目度が高いイベントとしてはパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の米上院銀行委員会で証言が行われる。議長の発言次第では米金利の振幅が激しくなり、為替市場もボラタイルに動く可能性が高い。