2019.02.05 FX

東京為替見通し=休場多くドル円は動意薄か

本日の東京市場のドル円は堅調地合いを維持しつつも、昨日同様に限られた値幅の動きになるか。本日から春節(旧正月)が始まり、中国市場だけでなく香港とシンガポール市場も休場になる。市場参加者が少なく、為替市場を動意づけるのは難しそう。

狭いレンジになるだろうがドル円は堅調な米株式市場が下支えとなり、底堅い動きになりそうな予感。また、ゴトー日(5・10日)ということもあり、東京仲値にかけてドルを買う動きも期待できることで、取引材料の少ないなか東京勢中心のフローが相場を左右することになるかもしれません。
上値を抑える要因としては12月日銀短観で示された大企業製造業の2018年度下期想定為替レート(109.26円)を大きく上回っていることで、堅実にドルを売る実需勢も出てくる可能性がありますね。

なお、NY市場引け後のアルファベットの第4四半期決算はまちまちな結果となり、時間外の同銘柄の株価は方向感のない動きとなっている。
ドル円以外では本日は豪ドルの動向に注目が集まります。経済指標では12月の貿易収支と小売売上高が発表されるが、最大の注目は豪準備銀行(RBA)の理事会になる。政策金利は据え置き予想だが、その後の声明文に注目が集まります。