2019.07.25 FX

ドル円こう着、ECB理事会・英議会演説があり欧州通貨の動きに警戒

ドル円こう着、ECB理事会・英議会演説があり欧州通貨の動きに警戒
本日の東京市場のドル円は、昨日のレンジをなぞり108円台前半を中心としたレンジ取引か。108.00円の大きめなオプションは、昨日かなりの部分がNYカットで満期をむかえたが、ドル円がレンジから抜け出すには材料不足だ。明日までワシントンで日米通商交渉の実務者協議が行われているが、参議院選挙も終わったことで、この1カ月程度で「為替条項」を含めた通商交渉の合意が結ばれる可能性が高まっている。かつてムニューシン長官は「どんな貿易協定にも為替に関する条項を導入したい」と述べ、トランプ米大統領も他国の通貨安に懸念を示しているので、ドル円の売り材料になる。また、イランを巡る中東の地政学リスクも、ドル円の上値を抑える材料としてあげられる。